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アイスブレイクについて

1,アイスブレイクとは何か

会議という場の雰囲気を柔らかくするものです。会議はとかく緊張した雰囲気になりがちです。会議室に入るときは、今日の会議のメンバーはどんな気持ちでいるだろうとか、今日の議題についてどう発言しようかと考えながら入室してくることになります。結果的に会議室は堅い空気感になっていきます。その状態ではよい会議にはならないでしょう。発言が少なくなり、ときには押し通すような発言になりがちです。

そこで、会議の冒頭や途中にアイスブレイクをいれて場を整える必要があります。

2,アイスブレイクにはどんな方法があるのか

 私がよく使っているのは、自己紹介に少し手を加えたやり方です。A4の紙とマーカーを人数分用意し、①お名前、②今日はどこから来たのか、③今日の朝食の内容、④今の気持ちを晴れ、曇り、雨の記号を書いてもらいます。最初に全員で記入する時間を設けます。紙は十字に折り目をつけてもらってください。あとで発表してもらいますので大きな字で書いてもらいます。ファシリテーターが見本を見せてあげた方が伝わります。

 8人ぐらいまででしたら全員に対して一人ずつ発表してもらいますが、人数の多い時はグループに分けます。時間がないときは隣の人と二人ずつになってもらう時もあります。基本はお一人ずつ書いてあることのみ発表していただきますが、時間があるときは進行役の方が発表内容に質問をしても良いかもしれません。

3,会議のメンバーが互いによく知っているのとき

 

 会議メンバーが互いによく知っていて仲もよさそうなときにもぜひアイスブレイクを実施してください。短時間でもなんらかの方法でアイスブレイクを入れたいものです。上に書いた方法までやらなくても、進行役が季節の話や今夢中になっていることなどを話して、何人かに指名して少しでも自己開示していただくだけでも空気は変わってきます。短時間でも議題とは違う内容で互いに声を出す時間を持ちたいものです。